ミツトヨの“ツ”は、「tsu」ではなく「tu」
本邦初公開! ミツトヨの社名にまつわるローマ字表記の謎に迫る。謎のカギはローマ字の成り立ちにあった!
小さな研究所でマイクロメータの国産化に成功して以降、
ミツトヨは、精密測定のリーディングカンパニーとして歩みを進めてきました。
時代と共に変化してきた、ものづくりを取り巻く環境。
その変化の中で生まれた新しい技術や知恵の数々。
ミツトヨが創業時からこだわり続けてきた“はかる”は、
つねにものづくりの中心にありました。
だからこそ、お客様の変化を先取りして「変える」「変わる」を推進し、
次世代に技術や想いをつなぐ架け橋でありたい。
ミツトヨは、これからも“はかる”でものづくりの未来を提案し続けます。
ものづくりにかかわるすべての人とともに。
地球や光、サステナビリティや多様性をモチーフとし、世界中のステークホルダーに感謝を伝えるとともに、親しみを感じてもらえるデザインとしました。また、円弧状のエレメントは、「つなぐ」や「架け橋」を象徴し、100周年を見据えた想いを表しています。
弊社は本年をもちまして、お陰様で創業90周年を迎えることができました。
これもひとえに、皆様のご支援とご愛顧の賜物と心から感謝申し上げます。
弊社は創業以来、「精密測定で社会に貢献する」ことを経営理念として、お客様の課題解決に取り組んで参りました。これからも、お客様の生産性向上と社会の発展に寄与していきたいと考えています。
そのためにも、あらためて創業の精神に立ち返り、社員一人ひとりの「こうしたい」が世界を変えるという信念のもと、自ら考え行動するチャレンジ精神を誇りとし、社会から真に必要とされるミツトヨを目指していくことで、来る100周年に向けて邁進していく所存でございます。
今後とも、お引き立て賜りますよう心より宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長 沼田 恵明
1934
三豊製作所の誕生
1954
世界へ、輸出と
海外法人設立
1972
三次元測定機市場へ
本格参入
1978
測定工具のデジタル化
1987
「三豊」から
「ミツトヨ」へ
2011
世界初の最小表示量
0.0001mm
2023
三次元測定機は
世界最高水準の精度へ
1934
三豊製作所の誕生
創業者の沼田惠範が当時ほぼ100%輸入に頼っていたマイクロメータの国産化を目指し、東京蒲田で調査・研究を開始したのがミツトヨの始まり。1936年、わずか50㎡の納屋を借りて工場とし、社名を「三豊製作所」としました。
1954
世界へ、輸出と海外法人設立
アメリカで開催された第1回国際計量器会議と展示会に、創業者の沼田惠範は日本代表として参加。加えて、アメリカやカナダの市場調査などの経験が、その後の輸出の足掛かりとなり、1963年には初の海外拠点をアメリカに設立しました。
1972
三次元測定機市場へ本格参入
三豊(現ミツトヨ)の三次元測定機の原型は、1968年に特注により制作されたXY自在位置測定機です。その後、数機種の生産販売を経て、1972年発足の技術本部によって自社スケールを搭載したA21型が開発され、市場に本格参入します。
1978
測定工具のデジタル化
世界の測定機器業界で測定工具のデジタル化が進み、小型・低コストを目指した技術競争が激化する中、デジタル測定工具「デジマチックシリーズ」を発売。国内外の市場を席巻するヒット商品になり、デジタル化で業界をリードしていきます。
1987
「三豊」から
「ミツトヨ」へ
創業50年を経た1987年、社名を「株式会社ミツトヨ」に改め、新たな一歩を踏み出します。21世紀を目指す精密測定機器の総合メーカーとして、再度原点に立ち戻り、コーポレート・アイデンティティ(CI)プロジェクトがスタートしました。
2011
世界初の最小表示量
0.0001mm
0.1μm領域での測定を可能にした高精度デジマチックマイクロメータを発売。位置検出方式に電磁誘導式ABSロータリセンサを採用し、最小表示量の切り替え
(0.0001mm/0.0005mm)、ファンクションロック等、多様な測定に対応できる機能を搭載しました。
2023
三次元測定機は世界最高水準の精度へ
超高精度ラップ技術、仕上げ技術によって誕生したLEGEX 匠モデルは、従来モデルからの誤差要因の分析・排除に加え、従来比26%アップの精度を実現。よりハイレベルな精度が求められるシーンでの品質管理を実現する新たな三次元測定機として発売されました。
ミツトヨは、企業が果たすべき役割と提供価値を表すものとして長期経営計画「Mitutoyo Vision 100」を策定しました。
核となるのは、社是である「良い環境」「良い人間」「良い技術」です。その上で、「イノベーション・グローカル化・ソリューション体質・センシング領域の拡大・光る人材」の5つのポリシーを実践し、測定の未来を提案する「Future Solution Provider」を目指します。
Future Solution Providerとは、ミツトヨが長年培ってきた製造・測定・運用の技術を活用し、お客様にとっての真の価値につながるソリューションを提供し続ける企業を意味します。
加速する自動車のEVシフトや、車載・産業機器向け需要の増加で再拡大が見込まれる半導体市場。さらには、旅客機需要の急回復による整備・修理需要の拡大、今後ますますの成長が期待される宇宙・農業・グリーン電力分野などで進む技術革新に伴い、測定課題の高度化・多様化が予想されます。また、製造業の労働人口の減少により、スマートファクトリーの実現も急務です。
ミツトヨは、こうした時代の変化にいち早く対応し、営業・サービス・開発が一体となって、より一層顧客の測定課題の解決に寄与していきます。
脱炭素に向けた動きが世界的に進められる中、「自然環境との調和に寄与する」を経営理念の指針のひとつに掲げるミツトヨは、気候変動対策をはじめとした環境保全活動を、企業活動における最重要課題と捉えています。
この地球規模での問題に対して、ミツトヨは2030年までに自社からのCO2排出量を2018年比で50%削減することを宣言。全社統一でISO14001認証を取得し、本格的な環境マネジメントシステムを事業活動に反映していくことで、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献します。
国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」には、“誰一人取り残さない世界”の実現に向けた17の目標が掲げられています。ミツトヨは、経営理念である「精密測定で社会に貢献する」の方針として定めた「経営理念の6つの指針」をSDGsと関連付け、2030年までに達成すべき重点領域を設定しました。
これからも、社会と企業の持続的な発展に向けて測定課題の解決に貢献しながら、SDGsの達成に挑戦していきます。
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