ミツトヨ精密測定機器・総合カタログNo.13-52版
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B-114BB-114B■読み取り●測定器として使用する場合や移動量を指定されている場合には、目盛仕様に注意する必要があります。●外側マイクロメータと同じ目盛仕様が「正目盛」で標準タイプです。これは、スピンドルが引き方向で目盛値が増加をします。●逆に、スピンドルを押し出す方向で増数になるのが「逆目盛」仕様です。●正逆両方向での読み取りが楽にできるのが「正逆目盛」仕様で、数字の色を各々黒・赤で表示し、読み取りが楽になってきます。●測定値を直接読み取ることのできるカウンタ付きやデジタル表示タイプもあります。読み誤りがないことはもちろん、デジタル表示タイプでは測定データの外部出力により、測定値の記録や統計演算ができます。■シンブル外径●シンブルの直径は、操作性と位置決めの“細かさ”に大きく影響します。小径のシンブルは素早い位置決めができ、大径のシンブルでは細かい位置決めと読み取りができます。また、大径のシンブルにスピーダを取り付け操作性を向上させている機種もあります。正目盛逆目盛正逆目盛05045502025455009080102020801090502025■取付金具の自製要領マイクロメータヘッドの取り付けには、ステム部を固定しますが、その取付方法は精度的に安定し、内部に無理のない方法をとる必要があります。代表的な取付方法として、次の3種類がありますが、③の方法はあまりお薦めできません。できるだけ①または②の方法をご採用ください。(単位:mm)取付方法①締付ナット方式②スリ割締付方式③ねじ止め方式留意点ステム直径ø9.5ø10ø12ø18ø9.5ø10ø12ø18ø9.5ø10ø12ø18取付穴はめあい公差G7+0.005~+0.020G7+0.006~+0.024G7+0.005~+0.020G7+0.006~+0.024H50~+0.006H50~+0.008注意点取付穴に対するA面の直角度に注意する必要があります。直角度0.16/6.5以内であれば、支障なく固定できます。取付穴内壁に発生するバ・・リ(スリ割り加工部)に注意してください。止めねじの大きさはM3×0.5、M4×0.7程度が適当です。ステム部のサラモミ加工は90°×0.5以内にし、加工によるステムの変形が発生しないよう、十分注意してください。A面

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