ミツトヨ精密測定機器・総合カタログNo.13-52版
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B-115BB-115B■マイクロメータヘッドの耐荷重マイクロメータヘッドの耐荷重は取付方法によって大きく変わります。また、静荷重か動荷重か、作動させて使用するかストッパとして使用するかなど使用条件によっても大きく変わります。したがって、何N(kgf)というように定量的に定めることができません。ここでは、ミツトヨがお薦めする耐荷重限度(精度保証範囲内で読み取り装置として使用する場合、手動10万回転以内)と小形マイクロメータヘッドを使って静荷重試験を行った結果をご紹介します。〈試験方法〉図のようにマイクロメータヘッド本体をセットし、材料試験機にて破損あるいは脱落までP方向より荷重をかけた時の値を測定。(試験は精度保証範囲を考慮に入れず、破損あるいは脱落するまで荷重をかけています。)(1)推奨耐荷重限度(2)マイクロメータヘッドの静荷重試験(試験には、MHSを使用) ①締付ナット方式 ②スリ割締付方式③ねじ止め方式P締付ナット取付金具P止めねじP耐荷重限度標準形(スピンドルピッチ0.5 mm)39.2 N(4 kgf)※高機能形スピンドルピッチ0.1 mm/0.25 mm19.6 N(2 kgf)スピンドルピッチ0.5 mm39.2 N(4 kgf)スピンドルピッチ1.0 mm58.8 N(6 kgf)スピンドルピッチ直進式19.6 N(2 kgf)MHF極微動用(差動機構付き)19.6 N(2 kgf)※MHTのみ19.6 N(2 kgf)程度まで取付方法破損・脱落荷重①締付ナット方式8.63~9.8 kN(880~1000 kgf)で本体破損②スリ割締付方式0.69~0.98 kN(70~100 kgf)で取付金具より脱落③ねじ止め方式0.69~1.08 kN(70~110 kgf)で止めねじ破損※破損・脱落荷重はあくまで参考値とお考えください。

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