mitutoyo_総合カタログ_No13-53


>> P.E-33

最初の厚いゲージブロックを外します。オプチカルフラットを薄いゲージブロックの表面に当てて密着の状態を確認します。不規則な干渉縞密着する寸法によって次の3通りの方法があります。⑤密着面を静かに重ね合わせます。a.厚いゲージブロックb.厚いゲージブロックと薄いゲージブロックの密着相互の密着c.薄いゲージブロック相互の密着測定面の中央で90°に交差させます。厚いゲージブロックの一端に薄いゲージブロックの一端を重ねます。曲がりを防ぐため、最初に厚いゲージブロックを1枚を密着します。237053423705mm23mm14軽く力を加え回転させます。滑らせていると密着している感触が伝わります。重なった部分全体を押すようにゲージブロックを滑らせ測定面を合わせます。さらに、次のゲージブロックを密着します。23mm14mm123769012376測定面をえます。■密着(リンギング)の方法①組み合わせるゲージブロックの選定(E-4ページをご参照ください。)②ゲージブロックを洗浄液できれいに洗浄します。③測定面のかえりのないことを確認します。かえりの点検にはオプチ選定には次の点を考慮してください。a.組み合わせの個数をできるだけ少なくしてください。b.できるだけ厚いゲージブロックを選んでください。c.寸法は末尾の桁から選んでください。カルフラットを使用し、次の手順で行います。図-1図-2a.測定面をきれいに拭いてください。b.ゲージブロック測定面にオプチカルフラットを静かに置いてください。c.オプチカルフラットを軽くすべらせると、干渉縞が見えてきます。判断1:ここで干渉縞が見られない場合は、測定面に大きなかえりやごみなどがあると考えられます。d.オプチカルフラットを軽く押さえ付け、干渉縞の消えることを確認します。判断2:干渉縞が消えればかえりはありません。判断3:局部的に縞が残る場合はかえりがあります。このとき、オプチカルフラットの位置をわずかに移動させ縞も一緒に移動したらオプチカルフラットにかえりがあることになります。e.かえりの除去は、E-30ページのかえり取りの方法にしたがってください。④測定面にわずかの油気を与え均一にのばします。(油膜がほとんどなくなるまで拭き取ります)油には一般的に、グリス、スピンドル油、ワセリンなどが使用されます。510203040506070時間(分)測定面の面拭きをし、温度慣らしを行い完了です。E-3323mm0967321手をはなす5本指でつかむ3本指でつかむ123456789伸び(µm)■温度慣らしの時間100mmの鋼製ゲージブロックを素手で取り扱ったときの寸法変化の一例を下の図に示します。Eゲージブロック編■メートルの定義1983年の第17回国際度量衡総会において、「メートルは1秒の299792458分の1の時間に光が真空中を伝わる長さとする」と決定されました。


<< | < | > | >>