mitutoyo_総合カタログ_No13-53


>> P.J-5

■正立正像と倒立逆像正立正像とは、スクリーン上の投影像が載物台上の測定物と、上下・左右の向きおよび移動方向がすべて一致する像のことをいいます。また、下図のように上下・左右の向きおよび移動方向が逆の場合を倒立逆像といいます。スクリーン正立正像タイプの場合倒立像タイプの場合載物台上面X軸の動きY軸の動き測定物■倍率精度ある呼び倍率をもつ投影レンズにて、基準となる寸法(基準スケールの使用長さ)をスクリーンに拡大投影させたとき、その投影像の実測値と基準となる寸法との比率のことをいい、下記の式で算出できます。(測定精度とは違います)L-IM×100ΔM(%)=IMΔM:倍率精度L:スクリーン上での基準物の像の実測点I:基準の寸法(標準スケールの使用長さ)M:投影レンズの倍率呼び倍率:投影レンズに表示された倍率(公称倍率ともいいます。)■照明方法●透過照明…測定物を透過光で観察する照明方法で、特に輪郭部を拡大投影・測定する場合に使用します。●垂直反射照明…測定物の表面に垂直光を当てる照明方法で、表面形状の観察・測定する場合に使用されます。(ハーフミラーもしくはハーフミラー内蔵式投影レンズを併用)●斜め反射照明…測定物の表面に斜めから光を当てる照明方法で、像のコントラストが強調され立体的かつシャープに観察できます。ただし、寸法測定する際誤差が生じやすくなりますので注意が必要です。(斜め反射鏡併用、Jシリーズは本体標準)投影機編■テレセントリック光学系像側焦点位置に絞りを設けることにより主光線は光軸と平行になるという原理を用いた光学系で、光軸方向にピントをずらしても像がボケるだけで像中心の大きさが変わらないことが特長です。測定投影機・測定顕微鏡では、絞りを置く代わりにコンデンサレンズの焦点位置にランプのフィラメントを置いて、平行光線で照明して同様の効果をもたせています。(下図参照)主光線像側焦点位置光源(ランプ)物体面コンデンサレンズ測定ワーク投影レンズ透過照明の場合投影スクリーン面光軸■作動距離焦点を合わせたとき、投影レンズ先端から測定物上面までの距離(空間)のことをいいます。本カタログでは符号のLが相当します。投影レンズL:作動距離載物台測定物■視差読み取りに際し、視線の方向によって生ずる誤差のことをいいます。■視野直径スクリーン上に映し出される測定物の大きさの直径・範囲のことをいいます。視野直径(ømm)=投影機のスクリーン径(ømm)使用する投影レンズの倍率(例題)ø500mmのスクリーン径で、投影レンズ5×を使用した場合(例)500ømm)5×)=100ømm)ø100mmの範囲が投影スクリーンいっぱいに映し出されます。J-5


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