mitutoyo_総合カタログ_No13-53


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■ゲージブロックの選び方●必要とする組み合わせ範囲に応じて選択します。特に大寸法を必要とする場合は、BM1-8R、BM3-8RまたはBM4-8Rを追加します。●必要とする最小寸法段階に応じて選択します。必要な場合にはBM1-18,9L,9SまたはBM3-18,9L,9Sを追加します。●個数の多いセットほど、一つの寸法に対し組み合わせ個数が少なく、また組み合わせ方法も多くとれ、精度の維持、損傷の減少につながります。●マイクロメータ検査用には専用のセットを準備しています。(E-11ページ参照)●特定の寸法のみを繰り返し使用する場合には、単体品をご購入になるのが合理的です。(E-13、E-14、E-15、E-16、E-24ページ参照)●標準セット以外の組み合わせのご注文にも応じます。この場合、格納箱の要・不要をご指示ください。またイギリス規格(B.S.)、米国規格などに準じたゲージブロックのご相談にも応じます。米国規格のF.S.は廃止され、2002年にASMEB89.1.9に移行しております。不明な点はお問い合わせください。●小寸法段階のゲージブロックのベースを2mmとした2mmベースゲージブロックは、1mmベースと比べて取り扱いやすく、そりの心配も少なく、楽な作業ができます。●ミツトヨゲージブロックにはセット/単体共すべて寸法検査成績書を添付しています。■所要寸法の組み合わせ方法所要寸法をつくる組み合わせは幾通りも考えられますが、基本的には次の事項に注意することが必要です。1.組み合わせ個数をできるだけ少なくします。2.組み合わせは最後の桁から選定します。3.整数部の組み合わせは、幾通りもありますが、摩耗を考えて、極力同一のゲージブロックだけを使用しないようにします。組み合わせの例所要寸法45.6785mm●1mmベースの場合1.00051.0081.17+)17.52545.6785mm●2mmベースの場合2.00052.0082.1714.52545.6785mm+)注:リンギングの方法についてはE-33ページ「精密測定機器の豆知識」をご参照ください。⑧-❶セラブロックの材料についてセラブロックゼロセラブロック鋼80013509.3±0.5(ジルコニア)物性材質硬度HV熱膨張係数10-6/K曲げ強さ(3点曲げ)MPa破壊靭性(KIC)MPa・m1/2ヤング率(×104)MPaポアソン比比重熱伝導率W/m・k注:セラミックスは一般的に熱伝導率が小さく、周囲の温度変化の影響を受けにくいという長所がありますが、逆に温度変196012020.60.37.854.4(低膨張セラミックス)2101.21300.32.53.71261.80.214.879.520.60.36.02.910.8±0.55.5±1.08260±0.02超硬1650196012707化の激しい環境で使用される場合は注意が必要です。⑧-❷温度変化の影響を受けにくく(熱伝導率が小さい)、鋼に近い熱膨張係数です。熱膨張係数が鋼とわずか1.5×10-6/Kの差寸法差(µm)317181921-1-2-3超硬セラブロック20212223設定温度(℃)各材質ごとに温度環境を変えて100mmの鋼と比較測定したときに生じる寸法差⑧-❸落下などの衝撃に強く、割れにくいセラミックスです。今まで使用中に割れたという例はなく十分な実用強度を持っています。■スケヤゲージブロック①中央の穴を利用し、確実なリンギングが可能スケヤゲージブロックの中央の穴を利用し、ゲージブロックをリンギングした後、アクセサリのタイロッドなどを通し、ねじで確実に固定することができます。②高さ基準器が容易に製作可能平形ジョウ、ベースなどの利用により精密高さ基準器などが、容易に、しかも安価に製作できます。③各種基準器や専用測定治具が容易に製作可能測定器の定期検査用に弊社のキャリパチェッカのような各種基準器や専用測定治具が容易に、しかも安価に製作できます。④断面寸法「24.1×24.1mm」の広い測定面立てても、横にしても安定した姿勢を保持、刃工具の位置決め、サインバーの測定、デプスマイクロメータの検査など、応用範囲の広い測定が可能です。■長尺・極薄ゲージブロック1000mmまでの長尺ゲージブロックはもちろん、0.10mmから0.99mmまで寸法段階0.01mmでの極薄ゲージブロックも標準仕様として製作しています。E-4


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